マンションの理事長をしている私のもとに、ある日「貯水槽の緊急修理が完了しました」という報告が届きました。
驚いたのは、その連絡が修理完了から4日後だったことです。電話もメールもありません。突然、一方的に事後報告の形で伝えられました。

内容は「弁が故障していたため、緊急で交換を行いました」とのこと。
しかし、理事長である私には一切の事前連絡も確認もなかったのです。水が漏れていた、断水していたといった居住者からのクレームもなく、本当に緊急対応だったのかどうかはわかりません。もちろん、点検日でもありませんでした。

さらに問題だったのは、修理にかかった費用が約50万円と高額だったにもかかわらず、その金額についてもこちらから問い合わせるまで一切の説明がなかったこと。
理事会での決裁もなければ、管理会社からの了承確認もなかった。通常、これほどの支出には必ず理事長の同意や承認が必要です。それが、今回は完全に無視されました。

私が「交換した部品は見せてほしい」と伝えたところ、返ってきたのは「もう処分しました」「捨てました」の一点張り。
その対応に強く疑問を感じ、さらに追及しようとした矢先、担当者は転勤になりました。まるで責任を曖昧にするような展開です。

「今回は特別な緊急対応でした」という言い方で済ませようとする姿勢にも不信感が募ります。
もし本当に緊急であったなら、なおさら修理直後に事実経過を詳細に報告し、住民や理事会の理解を得ようとするのが誠意というものではないでしょうか?

結局、この一件で私たちの組合は「うるさい組合」とレッテルを貼られたような感覚が残りました。
しかし本来、管理会社が理事会に適切な報告を行い、合意のもとでマンション運営を行っていくのは当たり前のことです。それを“うるさい”と感じてしまうこと自体が、管理の質に対する疑念を浮き彫りにしているのかもしれません。

今後、こういった「報告なき支出」が起こらないよう、契約内容やルールを再確認する必要を強く感じた出来事でした。

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