ある日、理事会の議題に「防犯カメラのリース契約更新」が上がってきました。
管理会社からの説明はこうです。

「今までのカメラは4台・100万画素でしたが、リース契約が切れるため最新の200万画素に入れ替えましょう!
なんと!4台で月額27,000円。画質もアップして、しかもお得です!安心です!」と、どこか通販番組のような勢い。

確かに一見すると悪くなさそうに思えました。
しかし…ある住人が、ふと「知り合いに防犯カメラの業者がいるから、ちょっとだけ見積もり頼んでみようか?」と提案。

お願いしてみたところ、数日後、理事会に驚きの見積もりが届きました。

なんと、500万画素・8台で、月額わずか8,000円!

唖然としました。
高画質・台数倍増・価格は約3分の1以下。
「これはいったい、どういうことなのか…」と私たち理事会は、管理会社にこの事実を問いただしました。

すると、管理会社はどこかバツの悪そうな顔でサッと以前の高額な見積もりを出し直しながらこう言いました。

「…まぁ、組合さんがそちらの方で進めるというなら、それでもいいですけど。
ただ、うちは知りませんからね?」という態度。

その“突き放すような態度”に、一瞬で場の空気が凍りつきました。
理事の一人は「私たちは、どんな契約でも信頼して任せてきたのに…」という思いがこみ上げた瞬間でもありました。

結局、500万画素・8台・月額8,000円の業者と契約することになり、設置から運用まで何のトラブルもなくスムーズに進行。
防犯性能も向上し、支出は大幅に減少。

理事会としては良い選択だったと胸を張って言えます。
でも、最後に残ったのは「今までの契約は本当に妥当だったのか?」という、消せない疑問と、管理会社への不信感だけでした。

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